2012年10月28日日曜日

【PC投稿】就職支援セミナー

今日は13時半からコラッセふくしまで、福島県が主催の大学生等の保護者向け「就職支援セミナー」というのがあると聞いたので、試しに参加してきた。
民間の人材会社に事業委託したイベントで、プログラムは2部から構成されていた。
第1部では「本気で考えるふるさと就職」というテーマで、ふるさと就職応援ネットワークという組織に所属している方がお見えになって基調講演をされた。
第2部では「就活の歩き方」というテーマで内定を得た4年生の5人の学生の話を聞いた。

今回のイベントは、主に就職活動を控えた保護者を対象としていた為、出席者の多くが父兄らであった。
第1部の基調講演は「ふるさと就職」についてのテーマにも関わらず、結局話していたことは近年の就職活動全般の概要で、特に新しい発見はなかった。
新卒採用の構造や就職活動の流れについては、すでに大学でもいろいろな人材会社が来て話を聞いているので、最初は期待していただけに少し残念だった。

第2部の学生のプレゼンテーションでは、新しい発見があったので紹介したいと思う。
男子学生2人、女子学生3人の話を聞いたが、やはりはきはきと喋って行動的な学生は数社の内定を得ており、内気な学生はエントリー数も少ないだけに結果も相応であったことを確認できた。
また、同時に配布された冊子にはより多くのケースが紹介されており、なるほど世間一般に言われているような学歴と内定獲得との相関関係が概ね反映された内容となっていた。
今回のプレゼンを聞いていて驚いたことは、内定を得た学生は発表内容がしっかりと固まっており、多くの人が学生時代に力を入れたこととしてアルバイト経験やサークル活動を挙げていたことである。
今まで大学で「アルバイト経験とサークル活動を挙げる人が非常に多い」と聞いていたが、今回のイベントを通して納得した。人と少しばかり離れた視点から述べている学生は、内定数も増えていると言ったことも見られた。
逆に、今だから言える失敗談という項目では、「就活サイトに登録したが自分のIDとパスワードを忘れてしまい、12月の就活競争に出遅れた。」というものがあって、一瞬耳を疑った。
本人は「事件が起きました!」とかと言って笑いを取ろうとしたのかもしれないが、当たり前のことが出来ない恥ずかしい学生でも、しっかり内定が得られるのだな、という発見があった。

このイベントは主に福島県での就職をめざす人たちに向けたものであったようであるが、そのレベルの低さには愕然とした。ただ当たり前のことを当たり前に言っているだけなのだ。本人たちは人前に立つだけでスゴイことだと勘違いしているらしい。
東京であれば、もっと良い刺激が受けられるのだろうと思った。
それとも就職活動を終えた大学生というのは、この程度のものなのだろうか。

人と同じことをしているうちは、人とと同じようにしかなれない。
もっと出会いを求めて歩き回ろうと思った帰り道であった。

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