2013年7月20日土曜日

【携帯投稿】真夏の土曜日

昨夜までの涼しさからは一転。
今日は昼前から30℃近くまで上がっている。
明け方、18℃まで下がっていたことを思うと、この気温差は身体に堪える。

夜勤明け、社長の指示を誤解して無駄なことをしてしまったので後処理に追われて退勤は1時間近く延びてしまった。
10時頃にやっと部屋へと戻り、11時頃から2時間ばかり仮眠を取ってる。

14時過ぎ、夏空の下を駅まで歩く。
金谷川駅で、郡山駅まで650円のきっぷを買う。
14時29分にやってきた郡山行きの上り電車は、2両編成。
青春18きっぷ使用開始の初日ということもあり、車内は立ち客が2列になって並び、早速賑やかだ。緑が濃くなった山々を縫うように走る2両編成の列車は、外から見れば絵になるかな、なんて考えながら平和な土曜日を過ごす。

明日はいよいよ参院選だ。
すでに与党が圧勝の見込みであるが、久しぶりのねじれ解消で暴走を止められなくなる可能性を秘めた恐ろしい戦いになりそうだ。
反対に日本がより住みやすい国になるきっかけの日でもあるから、各政党の主張を吟味して、臨みたい。

明日の選挙で与党に投票した福島県民は、原子力発電所の事故をもう誰のせいにもできまい。
私はこれまでのやり方は間違っていたと思うから、死票になろうとも自分の考えで投票しようと思う。

列車は、郡山に近づき雲が増えてきた。
ひと雨、くるかもしれない。

写真は、夏の昼下がり、金谷川駅にて。

2013年7月15日月曜日

【携帯投稿】新幹線に乗る

三連休の最終日、「海の日」の今日は知人のバースデーコンサートのために上京する。

金谷川を10時45分に発車する電車に乗り、福島11時23分発の「やまびこ136号」へ乗りかえ。
福島駅のみどりの窓口は店の外にまで列を作って客が並んでいる。

私は前にえきねっとできっぷを申し込んで受け取っていたので、おなじみのピボットで半額の菓子パンと牛乳を買って新幹線に乗り込む。
席は7号車の12番Eだ。

朝から晴れたり雨が降ったりと不安定な福島市内であったが、福島駅を出てしばらくは晴れていた。
気持ちの良い夏空が広がっていた。

トンネルを抜け那須高原を越えると関東平野に入る。
こちらはたかいところにうっすらと雲が広がっている。
まさに曇天と言うにふさわしい。

新幹線は楽しい。
地上を時速300kmくらいで走るのは気持ちいい。
そしてほとんど揺れない車内。
まっすぎに延びる2本のレールは不思議なまでに美しい。

福島から東京まで35%OFFで5650円。
遊びに行くので片道8700円はハードルが高いが、5000円くらいなら…とまぁ。

一山百文と言われる東北を駆け抜ける新幹線の車窓は、奥羽山脈の山々と田畑しかない。
宇都宮から東京までの100kmは住宅街がちらほら現れるが、残りの600kmは田舎だ。

外を眺めながらいつも思う。

「日本の大部分は、ビル街でも住宅街でもなく、山と畑なんだ。」

ちなみに福島駅で新幹線に乗る直前、創価学会の友人から選挙のお願いの電話がありました。
来週は、この国の未来を決める重要な選挙がありますね。

2013年7月14日日曜日

【PC投稿】“原発”で1年生をいじめてみる



こんばんは。
福島市の「コラッセふくしま」12F展望ラウンジから吾妻山を眺める夕焼けです。

いよいよ選挙が近いですね。
最近、とある政党の手伝いをしています。
演説している人の周りでビラを配るボランティアです。

人と接することが好きな私はビラ配りも抵抗はありません。
以前、ティッシュ配りのアルバイトをしたことがありますが、その時はサクサクとこなせました。

しかし今回は営利企業ではありません。
思想心情に関わるビラ配りです。
枚数を配れば良いというわけではないと何度も言われています。
それはとても難しいです。
私自身、他人に自分の思想を押しつけるのは嫌いなので、なかなか好きになれません。
でも、主に年配の方々なのですが、他のボランティアはかなり積極的に取り組んでいます。
そんな中でも、「このビラ配りって意味あるのかねぇ」なんて半信半疑のおばちゃんもいたりします。

ところで、別の最近では1年生と仲良くしている私でもあります。
中には東京から福島に来た学生もいれば、生まれた時からずっと福島で育ってきた学生もいます。
彼らが震災に遭った時は、高校2年生だったようです。
私が当時、二十歳でしたから、大学より上の年齢層の人としか関わりがありませんでした。
1年生と話して、当時の状況を軽く聞いたりしています。

それはとても興味深い話で、浜から通っていた友人は鬱になっただとか、結婚が取りやめになっただとか、将来のこと(自分自身の身体や子や孫のこと)を気にしているだとか、もし原発事故の避難に関わる賠償金以上の精神的な苦痛を生で聞くことをしています。

他県からのこのことやってきた私は、震災時に福島にいたからと言っても、しょせんはよそ者で、逃げようと思えばいつでも逃げる場所のある立場なのだと改めて実感します。
逃げる場所があるにも関わらず福島にいるということは、何が起きても自己責任なのかもしれません。
だからこそ、子どもが奇形児だったとしても後悔しない、それほどまでに福島でしかできないことをやらなければならない、そう思っています。
福島をリスクのある付加価値だと捉えてきました。

しかし、今回1年生から様々なケースを聞き、それは間違っているのかもしれないと考えたりします。
ある1年生が大学に入る前に検査へ行ったそうです。
その学生に異常は見つからなかったのですが、その場で居合わせた児童が泣きじゃくっていたと聞きました。
理由は、児童に影が見つかり県立医大での精密検査へ回されたからだということです。

「なぜ、ぼくだけがみんなとちがうの?」

私も検査を受けることはできますが、これまでは政府への反抗心から気にも止めませんでした。
人体実験をされるのに無給だなんて考えられない!
でも1年生のエピソードを聞いて、社会科見学として検査を受けてくるのも良いかな、なんて思いました。

交流している1年生のほとんどは、私と同じ経済学部の学生です。
中には、
「原発は無くした方が良いけど、経済が回らいのでは、仕方ないんじゃない」
なんて言う学生もいます。
彼らはまだ、高校の「公民」科目の延長の勉強をしており、「経済」という言葉が「経世済民」に由来しているということを知ったばかりの次元です。
そんな1年生に、私は嫌な先輩なので食ってかかったりします。

「経済が回れば、人の命は犠牲にしてもいいの?経済のために人を見殺しにするわけ?何のために大学まで来て、経済を勉強しているの?」

私自身、その模範解答はわかりません。
今後、彼らと議論ができたらいいな、なんて考えています。

これまでもときどき、「福島に住む意味」を自問してきました。
来年から東京に移ることになりそうですが、もしかしたら10年後、福島にまた帰って来るかもしれません。

2013年7月12日金曜日

【読書記録】制度と調整の経済学



宇仁宏幸(2009)『制度と調整の経済学』ナカニシヤ出版

 本書は、「市場対国家」という思考枠組を採用せず、コーディネーションという制度的調整の重要性を指摘している。とくに、1990年代以降の日本の経済調整における社会単位のコーディネーションの弱体化と企業単位のコーディネーションの限界は、経済の長期停滞や所得や雇用機会の格差拡大など、今日の諸問題の根底にあることを示している。

 この10年間、日本の経済政策は構造改革論と景気対策論の間を揺れ動いたが、両者とも日本経済の再生にとって有効な社会単位の制度改革をほとんどなしえなかった。両者の失敗の根本的原因は、構造改革論と景気対策論が、ともに「市場対国家」という思考枠組みにとらわれて、日本の経済調整が抱える根本的問題を捉え損なっていることにあると、著者は指摘している。

 第1部では、市場的調整と制度的調整について理論的な考察がなされている。まず、「コーディネーション」「企業単位コーディネーション」「規制」「ヒエラルキー」という4つの制度的調整のメカニズム、特徴、メリットおよびデメリットが説明されている。つぎに、メンガー、コモンズ、ウィリアムソン、「資本主義の多様性」アプローチおよびレギュラシオン理論を取り上げ、これらの諸理論の特徴、貢献および限界について考察している。

 第2部では、第1部で述べた分析枠組みを用いて、「日本の賃金格差拡大の要因」「日本製造業における企業内・企業間分業構造の変化」「成果主義的賃金制度とアウトソーシング」「バブル崩壊後の経済再生プロセスの国際比較」について、日本経済が直面した諸問題を分析している。さらに、拡大EU諸国とアジア諸国に関して、貿易財と非貿易財とに分けて、労働生産性上昇率を計測し、「通貨統合の諸条件の比較分析」を行っている。

 第3部では、第2部の分析をもとに、長期雇用を制度的に維持することや生産性上昇を制度的に賃金上昇に反映させるといった、制度的調整を明示的に導入することを試みている。また、1990年代における日本の経済停滞と米国の経済成長の原因を明らかにすることで、日本の経済停滞が需要サイドの諸要因に起因していると証明した。最後に、日本の生産性上昇率格差デフレーションの一因は、春闘の形骸化による労働組合の賃金交渉力の弱体化によって、賃金上昇率が低位平準化したことにあると結論づけている。

 本書で特に印象的なのは、日本の所得格差の拡大要因に関する諸説の概要と評価について、分かりやすい表(p.76,3-8)にまとめている点である。この表では、日本において1990年代末以降に現われた年齢階層内での賃金格差拡大について、IT化による高熟練労働への需要増を要因とする「SBTC仮説」、低熟練工程の途上国への移転を要因とする「アウトソーシング説」、貿易開始による相対価格変化を要因とする「貿易効果説」、成果主義的賃金導入と春闘形骸化を要因とする「賃金制度要因説」、「人口高齢化説」、「雇用非正規化説」を想定し、日本の賃金格差拡大に与えた影響の可能性を評価している。また、コモンズの「集団的行動が支配的な今日における経済分析の基本単位は、交換ではなく取引(transaction)である。」(p.25,L.13)という考え方を示すことで、今日の経済は、「市場的調整」に加え、「規制」と「ヒエラルキー」という分析単位から構成されていることを理解した。

2013年7月9日火曜日

【携帯投稿】七夕が過ぎて

こんにちは。
久しぶりの更新です。

最近は福島で落ち着いた日々を過ごしております。
先週は仙台の大学でケニアの話をしてきて、松島の復興状況を視察して、牛タンを食べてきました。

日曜日、七夕の日ですが夕方勤務に入っていた僕は、夜勤の人が体調を崩したということで急きょ夜勤にも入りました。
今度の給料は計画より多いお金が入りそうです。

今日の福島は、青い空と白い雲が広がる夏空です。
僕は夏が大好きです。
セミも鳴き始めました。
山形出身の友達からさくらんぼをもらいました。
夜は1時間くらい女の子と喋ったりして、夢の世界にでもいるようです。

そういえば七夕の前日、土曜日に稲荷神社へ出かけてきました。
そこでおみくじを引いたら、大吉が出ました。
最近いろいろと静かにバブっているJunJunです。

来週は塾の恩師のバースデーコンサートのために日帰りで上京し、福島市内でいわきの税理士と食事して、郡山で友達と会う予定です。
久しぶりに忙しい1週間になりそうですが、その後は当分の間、ゆっくり過ごします。