2013年12月31日火曜日

1年をふりかえる

日付が変わって、2013年12月31日(月)。
大みそかだ。

30日は雨が降ったりやんだりしていた。
お昼頃まで寝ていて、先週にパンク修理をした自転車の確認をして、後輪ブレーキを取り換えた。
昨年の11月中旬、寒くなった夜に市内から大学まで自転車をこいでいたら、国道4号線の交差点でブレーキが破損して、それ以来放置してあった。
しばらく乗っていない間に後輪がパンクしてしまい、それを直してブレーキの交換も前輪、後輪と済ませ、新車同様の性能に回復した。
この自転車は、大学に入った直後の6月に市内の自転車屋さんで6千円で譲ってもらった中古のブリヂストンだ。
新車で買っても3万円くらいだろうが、福島の山々を通学している間に愛着が生まれ、一度タイヤ交換で4千円を払ったらやけになってしまって壊れるたびに直している。
このまま東京まで連れて行きたいな、と今は思っている。
あとはカゴを取り換えれば完璧だ。

夕食は部屋でカレーを食べた。
納豆と味噌汁も食べて、落ちつく。
夜10時過ぎ、散歩がてら金谷川駅前のコンビニへ行って夜食を買う。
金麦と澄みきり、チョコバナナクレープを買って、部屋に戻る。
iPodのスイッチを入れて、鬼束ちひろを聴きながら缶ビールの栓を抜く。

この1年間を振り返る。
振り返れば、進路選択に時間を多く割いた1年間だったと思う。
これまでの学校生活中心の生活からは離れた、自分の中では前例のない1年間になったと思う。
12月26日に私の就職活動は始まった。
この日、新幹線に乗って日帰りで東京・田町へ。

1月、学内で開催された説明会を中心に少しずつ就職活動を始めた学生なのだと意識し始める。
1月29日には尊敬する山川先生の最終講義があって、教授が最後に涙してしまったのを見て、福島大学から優秀な教授から1人いなくなってしまう、と感じた。

1月~2月にかけては週1~2のペースで福島と東京を往復し、新幹線やらニラクバスやらを使い込んだ。
今年は前厄にあたるので、2月3日に福島稲荷神社で5千円を納めて厄払い。
就職活動をしながらも、携帯電話は海外でもつながるし、世界中どこでもwifiが使えるから、と2月11日から20日までマレーシア・ベトナム・カンボジアを回る。
日本が一番寒い時期に南国の暖かいところで過ごすことの贅沢さを知る。
旅先では目立ったトラブルもなく、20日の深夜に羽田に到着し、そのまま東京駅から高速バスで福島へ。
1日置いて22日に大阪からの友人を出迎え、25日までの夜を共に過ごす。
この間も東京や仙台を往復し、アルバイトにも出かけ、落ち着かなかった。
22日には、田町の会社のグループディスカッションに参加。
28日、研究室に呼ばれて行くと、指導教授から「新潟に異動になった」と告げられた。
前年の秋には中国でフィールドワークを行い、1月にはゼミ生共同で論文を提出し、いよいよこれからだと思っていただけに、ショックだった。

3月に入り、アルバイトの夜勤が始まる。
勉強して、東京行って、勉強して、アルバイトして、東京行って、アルバイトして、勉強して、の繰り返しで、将来への不安も重なって恋人との関係が悪くなる。
3月6日、初めての面接。
田町の会社だった。
この時に「最初に内々定を出してくれた会社に就職しよう」と決意した。
3月11日はJASPのイベントに出かけたが、乗る予定だった電車が強風で運休になって遅れてしまい、14時46分は電車の中で黙とうした。
いくつかの会社で面接が始まりだしたが、全部落ちたらやばいので、今までの業種から広げて説明会に参加を始める。
19日は一番早く進んでいる田町の会社の座談会があったので、いつもは新幹線だったがこの日は高速バスで往復した。
21日には私を拾ってくれた研究室へあいさつへ伺い、23日には福島市内のホルモン市場で送別会を開いた。
卒業式は25日にあった。
2年前に失礼なことをしてしまった先輩に久しぶりにお会いすることができて、ふつうに話してもらえて嬉しかった。
社会への出帆を目前に控えた先輩の目は、キラキラしていた。
27日はふくかんねっとのイベントのお手伝いをして、28日は以前からお世話になっている韓国文化の先生が庭坂でレストランを開いたと聞いたので昼食をいただきに出かけた。
そして30日、夜勤明け新幹線でぐっすりと眠って午後一番で田町の会社の最終面接。
すべてを出し切って夕方の新幹線で福島に戻り、翌日はまた夜勤に就いた。

4月1日。
夕方に田町の会社から内々定の電話がかかってきた。
翌日、新しく所属した研究室へお邪魔して内々定を報告。
そのまま京都の桜を見たくなったので、夜行バスで福島から京都へ。
3日の朝に京都に到着して奈良の吉野へ行って千本桜を見て、夜は梅田で大阪の友人に食事をごちそうになり、4日は京都を散策。
夜の円山公園の桜がきれいで、来年もまた見れるのかな、なんて思いながら京都駅で高速バスに乗ろうとして、危うく福岡行きに乗りかけるところだった。
内々定が出てからは、落ち着いた日々が遅れた。

5月の大型連休は福島でゆっくりと過ごし、連休が明けると青森へ出かけたり東京へ出かけたり夜勤が続いたりと少しバタバタした。
11日の朝、金谷川で降りれずに松川まで寝過した。
14日にはゼミの花見があって、そのあと夜は新幹線の中で知り合ったおじさんに食事をごちそうして頂いた。
23日は利き酒会なるものが大学であり、26日は夜勤明けであったが生協関連のイベントで仙台へ出かけた。
つづいて27日は異動になった元指導教授のところへごあいさつに、車で新潟へ。
夕方には福島に戻って、翌日はゼミのあとに会津料理「楽」で飲み会。
31日は1年生の時にお世話になった英語の先生とたまたま生協で会い、そのまま一緒に昼食をとった。

6月1日、2日と東北六魂祭があり、福島市内はものすごい人出だった。
私は両日ともに夜勤で、疲れていたので少しだけ祭りを見てすぐに帰って寝た。
やはり祭りは当地でやるから意味があるのであって、こういったエンターテイメント化されたものはありがたみが欠けると思った。
11日、ニラクバスの運行がまもなく終わるというので、特に意味もなく東京へ向かった。
その時にほぼ貸切であったにも関わらず大学の友達と一緒になったので、福島から東京までずっとしゃべっていた。
そして東京駅に着いてからお寿司を食べて1杯飲んで、ラーメンを食べたのは、思い出となった。
18日には朝日新聞の記者がゼミで職業紹介をやってくださり、夜は親睦会があったがゲストは途中で抜けてお仕事へ。
20日はパセナカミッセのソラナカで夕食を取り、夜の信夫山に上がって烏ヶ先展望台からの夜景の美しさを知る。
22日に前から気になっていたKOKUYOのオフィスチェアをインターネットで安く見つけたので衝動買い。
27日は選挙の宣伝カーを運転した。

7月に入り、蝉が鳴きはじめた。
2日は仙台白百合女子大へ行き、ケニアで黒人に囲まれるよりも女子大で冷たい女子学生に囲まれる方が怖いなぁって思った。
15日、大学受験の時にお世話になった予備校の先生が副業の一環で毎年開いているバースデーコンサートをやるというので、昼の新幹線で東京へ行き、昼食をごちそうになって夜は荻窪のライブハウスでコンサートを聴いた。
そのまま新宿0時15分発の福島経由山形行きの高速バスに乗ったが、なんと新宿駅を出で1分も経たないうちに接触事故を起こして2時間立ち往生。
ちょうど関越道の死亡事故を受けて高速バス改革をやっていたときで、こんなところで死にたくないからキャンセルして翌日の新幹線で帰ろうかとも思ったが、運転手に話を聞いたら正気だったので安心して乗って帰った。
バスは2時間遅れの2時20分に新宿駅に出発したが、福島駅には定刻より20分遅れの6時10分に到着だった。
普段は2回の休憩があるが、この時は1回しか取られなかった。
17日は不思議なご縁を通して、いわき市の税理士さんにお会いした。
このような素晴らしい方も世の中にはいらっしゃるのだなぁって思った。
20日は郡山へ出かけてBigIのプラネタリウムで放映していた宇宙兄弟を見て、スペイン料理を食べてカラオケして帰った。
21日はいよいよ参議院選挙があり、たぶんこの日を境に日本は今までとは違う一歩を歩み始めたと思う。
22日はベトナム飲みがあり、久しぶりにベトナム人の部屋を訪問。
23日は、ぱいなっぷる家でビアガーデンからの庄や飲み。
29日から8月1日にかけて帰省した。

8月、最後の夏を福島で。
3日は1人でわらじ祭りへ出かけるも、途中で友達と合流して、一心亭でラーメンを食べて帰宅。
7日は会社の内々定者懇親会ということで日帰り東京へ。
10日、郡山うすい百貨店のジュンク堂でぶらぶら本を探して、風立ちぬを見て、四川料理を食べた。
16日にはアルバイト先でおでんを売り始めていて、もう秋なんだな、と思った。
19日は高校のときの日本語を研究している友達から電話で会議をやった。
22日、甲子園の決勝「前橋育英VS延岡学園」があって、延岡学園が初出場初優勝を飾った。
今年の甲子園は結構見たと思う。
そして24日、須賀川の花火大会へ出かけた。
26日から1泊2日でサークル合宿で蔵王温泉へ行った。
つづく28日から1泊2日は横浜で同期になる人たちと自主的な交流会。
横浜から福島に戻って夕方、森合の県立美術館で若冲展に行った。

9月。
1日に女子ラクロス部が大学が試合会場になったというので少し手伝う。
比較的9月は落ち着いており、9日から1泊2日で軽井沢へゼミ合宿に行き、あとは勉強していた。

10月1日。
いよいよ内定式があるということで、東京へ。
簡単な自己紹介プレゼンテーションをして、親睦会。
会長とか社長とか役員とかいっぱいいて、わくわくした。
2日は活躍する大学の先輩に会いに日帰りで長野へ。
大宮から始発の新幹線で長野へ行き、最終で戻ってきた。
7日、イギリス留学から帰国した友人を含めて学食でランチ。
8日はゼミの新歓を「宴」で。
15日から2泊3日で青森へ出かけたが、見事に16日に台風が直撃してとてもヘビーな旅行になったが、最終日は台風一過の快晴となり気持ちよかった。
23日、JASP飲みということでのこのこと「ワイン酒場」に出かけたら、誕生日を祝ってくれた。
こういうの初めてだったから本当に嬉しかったし、高いお酒までもらっちゃって恐縮。
そして中学からずっと付き合いのある友達からもプレゼントが届き、最高の誕生日となった。
26日は親が裏磐梯へ紅葉を見に来るというので、郡山で昼食。
そして30日、市長選出馬を辞退するという市議の記者会見の現場に立ち会った。

紅葉も深まり、雪が舞い始める11月。
1日に松島の親戚宅へ行くことになったのだが、行きの電車の中で東福島から偶然にも友人が乗ってきて、仙台までの1時間を楽しく過ごした。
そして3日、4日と1泊2日で弘前へ温泉旅行。
6日は大学生協テーマのある旅の有名な方がマレーシアからお越しになって、大学で講演。
何もしないことが一番よくない、ということを学んだ交流会だった。
そして新たなつながりができたことに感謝。
14日は桑折の復興住宅建設予定地、相馬の完成した復興住宅、大玉の村営復興住宅建設予定地を視察して、二本松の岳温泉に入って帰ってきた。
そのあと研究室へ寄って、友達に夜食に南福島の吉野家へ連れて行ってもらった。
21日から4泊5日で、長崎、福岡、広島を回った。
メインは23日、24日の広島大学で行われた合同ゼミ。
11月は福島駅西口改札前のAbboccareのクレープにはまりながら、過ぎていった。

そしていよいよ12月。
毎日毎日、優雅な生活を送っている。
13日、中学・高校を訪問して、就職先が決まったことを恩師方々に報告。
16日は京都で会社の内定者連絡会があったので、前日入りして阪神淡路大震災の復興後を視察。
1日中、大阪の彼氏に案内して頂いて、昼食、夕食とごちそうになる。
夜はホテルの30階から夜景を眺めながら、これから先の100年の話をした。
福島に戻って落ち着いた22日、アルバイトの夕勤が終わって部屋に帰ったら友達がケーキをごちそうしてくれた。
24日のクリスマスイブは、うれしいことに夜勤に入って、カップルでお越しになるお客様を帝国ホテルの水準をめざしたおもてなしでお出迎えしました。
26日から1泊2日で、仙台から来た友人と飯坂温泉へ行き、のんびりゆったり。
年賀状も出し終わって、いよいよ2013年も終わる。

29日は今年1年の感謝を伝えに福島稲荷神社へ出かけ、おみくじを引いたら大吉が出た。
来年も健康で病気や事故のない幸せな1年が送れたら良いな、と思う。
今年も1年間ありがとうございました。
来年も、よろしくお願いします。

それでは皆さん、良いお年を。

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