2012年11月4日日曜日

【PC投稿】相馬へ

(11月3日、朝の福島市街)

2012年11月3日(祝)
朝から快晴の福島から、今日は大学の友達の紹介のそのまた紹介で知り合った相馬市のNPO法人を訪問した。
予定では福島駅東口を6時30分に発車する特急バスで相馬へ向かうつもりだったが、前日の夜に担当者から電話が入り急きょレンタカーで行くことになった。

6時10分に起床して、金谷川の自宅を6時50分に出発。
約10kmの道のりを気温7℃の中、自転車をこいで福島駅へ。
7時30分に福島駅に到着し、東京から始発の東北新幹線で来るお客様を出迎えるために待機。
そこでちょうど地震が発生。
お客様を案内する係員からメールが入り、列車が福島駅を目前にして緊急停車したとのこと。
新幹線はまもなく運転を再開し、7時50分頃に合流。

レンタカーを借りに手配した会社へ行ったが、手違いで30分ほどロス。
トヨタのセダンを借りて国道115号線を相馬へと向かう。

(相馬市にある応急仮設で営業する店舗)

(飲食店内で催されたゴスペルコンサート)

9時50分に相馬市の仮設の飲食店舗へ到着。
ちょっとしたゴスペルのコンサートがあり、昼食を取ってからNPOの事務局で打ち合わせ。
12時30分過ぎに出発し、一カ所目の応急仮設住宅団地へ。
ここでゴスペルコンサート第二弾が行われ、つづいて芋煮会が催された。
我々は芋煮会を横目に二カ所目の団地へ。

(仮設団地の案内)

(閑散とする午後の住宅街)

 二カ所目の団地に入り、一軒一軒ヒアリング調査を開始。
このNPOでは全戸への聞き取りを行っているというのである。

いくつかの世帯はすでに引っ越しており、留守の世帯も多かった。
しかしご在宅されている方々はとても丁寧に応じて下さり、お宅にお邪魔して珈琲までごちそうになったりもした。
また、実際に津波に呑まれて安っぽく言えば「奇跡の生還」を果たした奥様からも話を聞くことが出来た。その体験はテレビなどでは伝わらない迫力と臨場感で、お話を聞けたことに感謝する。
各々のお宅は狭く、これまでの生活が一瞬で失われてしまう怖さを感じた。
まだ傷が癒えていないことを実感した。

一軒ずつゆっくりと話を聞き、17時に事務局へ戻る。
1時間ほどNPOの理事とソフトウエア会社の社長と交流し、18時30分に相馬を出発。真っ暗になった元来た道を戻り、20時に無事レンタカーを返却してイタリアンレストランでお客様と夕食。
新幹線へお見送りし、自転車で帰宅した。

0 件のコメント:

コメントを投稿