2012年12月26日水曜日

【国内旅行】華麗なる列車の旅「繰り上げ出発」

20121224日から12日で、東北地方一周の列車旅に出かけることになった。
ことの発端は大学の後輩からの誘いで、彼は心の病気を抱えており、旅行に出たいとの思いからそれに付き合う形で旅行が組まれた。
当初はホリデーパスを利用した南東北に限定した旅を想定していたが、2人であれば青春18きっぷの共同利用やホテル宿泊代の節約も可能であるとのことで、出発の一週間前に急きょ催行が決定した。

私は2年前の12月にも東北地方を周遊する旅に出ており、その時は「北海道&東日本パス」という周遊券を利用した。
その時は45日の行程で福島から仙台へと出て、三陸海岸を北上、青森から秋田県内の内陸部を通過して日本海側を南下するというルートを採用した。
観光がメインで釜石の製鉄所資料館、宮古の浄土ヶ浜、自衛隊基地のある三沢市内、青森の雲谷高原と市内観光、マタギ文化が有名な阿仁、そして東北の小京都といわれる角館、酒田でそれぞれ滞在時間を取った。
しかし前回の旅行では冬の東北地方の厳しさを思い知らされ、また同行する人もいるので今回はあまり外を歩かないことにした。
その結果、ほとんどを“列車に乗って楽しむ”へと変化してしまった。
今回は旅が目的ではないので、観光は妥協することにした。
そこで当初の案では、金谷川からタクシーで福島駅へと向かい、福島から仙台、山形、米沢、坂町、村上、酒田、秋田、大館、青森、八戸、宮古、盛岡、一ノ関、仙台、金谷川と文字通り東北地方を一周する計画を立てた。

準備も整った前日1223日、突然一緒に旅行をする彼から前半の仙台、山形、米沢ルートを見直したいとの相談を受けた。
金谷川から福島駅までタクシーで片道4000円もするので、そこの効率投資を考えていた私にとっても魅力的な提案だったので、出発前日の午前中に緊急会議を招集。
予定していた前日、つまり“今日”である1223日の夜に金谷川を出発し、米沢に1泊。
当初の1日目1224日は米沢から出発し、山形、新庄、横手、北上、盛岡、大館、弘前、青森へと向かうルートに変更。
私はその日の夜までふさがっていたので、友人には先に米沢入りしてもらい、ホテルでの合流で決定した。

122322時。
福島市内での用事が終わった私は、走って福島駅へと向かった。
前もって夕方に購入していた「福島~米沢」の乗車券と特急券を自動改札機に入れる。
長いエスカレーターを駆け上って新幹線ホーム14番線に着くと、すでに山形新幹線下りの最終「つばさ157号」が停車していた。
危うく乗り遅れる所だったが、自由席の16号車に乗ると40%程度の乗車率。
2人席に1人ずつが座り、所々で2席が空席になっているような状況で、私は4Aの席に腰を掛けた。
パソコンやらビールやらが広げられ、まったりとした空間が広がる最終のつばさ号は、福島駅を定刻の2219分に出発すると東北新幹線から分かれて奥羽本線に入った。
笹木野、庭坂と福島市郊外の駅を通過する。
庭坂を出ると右に左にカーブしながら眼下に福島市内の夜景を眺め、まもなくトンネルの連続が始まる。
峠駅を越えたあたりか雪が積もり始め、福島から所要時間31分で米沢に2250分到着した。
今回予約したホテルは、米沢駅から市街地の方へ向かって徒歩8分ほどの最上川のほとりにある「米沢パークホテル」で12400円だった。
自動車学校と提携しているらしく、3年前に合宿免許で利用した秋田県能代市のビジネスホテルを思い出した。
23時頃にチェックインした私は早速友人と合流、お酒を飲みながら翌日からの本行程に準備を整えた。

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